Happy Retire!

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私が海と出会って30年以上にもなった。地球のサイクルからすると瞬きにも満たない年月だが、海のも人も随分と変わった。私も変わった。波乗りのライフスタイルが、今は Surf Reporter という仕事にもなってしまった。そんな経験や出会いの中からこれから話をしよう。

今回は"LIFE STYLE"。
毎日Grand Swell(台風のうねりのようなしっかりとしたうねりをいう)が入らない湘南の海では、いつ入るか分からない気まぐれな波のサイクルに合わせて、昔から学校や仕事を辞めて社会からドロップアウトするSurferが少なくなかった。
また仕事についたとしても、たまの仕事で割のいいもの、例えば車の陸送とか(内装品もついでに頂くのは常識?アメリカでも盗難が多く船会社が保険に入っているので問題にならないらしい。
確か私の知人のバックミラーやラジオもカマロのものだたったかなぁ?)力仕事の港湾荷役、日中時間がとれる板前さんなどが多かった。私が波乗りを始めた今から20年も前は、板を乗せた車がすれ違えば、"Hang Loose!"でパッシングが基本。仲間のやることなすことハチャメチャであったが、底抜けに明るく、神様ジェリー・ロペス先生風髪型のすべてのサーファー達には一種独特といえる一体感があった。金はいつも無かったが、皆とても幸せなときを過ごせていたと思う。

しかし今はどうかな?

本当に波乗りを愛している"人種"は少ないように思える。無味乾燥な多種多様な遊びやスタイルに振り回されてはいまいか。別にドロップアウトを奨励しているわけではない。仕事もきちんとできない人間に、遊びも一人前にできやしない。
「Big Wendnesday」は Surfer のジョン・ミリアスが書き上げたものだが、THE DAY と言われる Big Day に、久しぶりに集う仲間が揃ってマリブの階段を降りてくる、「あのシーン」にはいつもジーンときてしまう。

人生という"荒波"に揉まれて、海にかかわり続けることは、実はとてつもなく大変ハードなこと。しかし、いつまでも自分の生き方を曲げない、生き方を大切に過ごすことは、人間、人としてとても素晴らしいことだと思う。昔一緒に波乗りを始めた私の友人達は殆どが海から去っていった。しかし、生き残った仲間との絆は深い。

Lifesaving! 今、その響き、世間の聞こえは良いかもしれない。しかし、地元の Surfer 漁師さんに一目おかれた Lifesaver は日本ではあまり聞かれない。なぜ有給の学生時代のガード活動だけで終わってしまうのか?一生のライフスタイルにすべく、仕事を選びながらも、自分の海のスタイルを続けられないのか?骨のある Waterman といえる Lifesaver が生まれることを切に願って、楽しみに見守っていきたい。

以前、"虎の穴"のようなトレーニングジムに何年も通っていた。その時出会った、今や脚光を浴びている某外資系銀行の当時30代の支店長が言っていた言葉。『何のためにこれ程ウェイトトレーニングをするかと言えば、"Happy Retire"するためだな~!』一生の中で働いている時間は長~い。でもゴールを目指して自分を鍛えている人がいた。聞いていてとても新鮮だったし、正直カッコ良く見えて悔しかった。

奴は多分今頃、高給とって、年2回のバカンスで南の島のプールサイド得で女口説いているのかなぁ!

Keep Surfing! Keep Lifesaving! Keep Loving?

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