幸せの星が意味すること。
ハワイと神奈川は、緯度の違いこそ多少はあるものの、海を介して隣り合わせといったら言い過ぎだろうか。
1880年(明治時代初頭)、ハワイ王朝カラカウア王は来日して明治天皇と会談して、文化交流の持つ価値と海をまたいだ関係の大切さをともに確認し、日本からの移民労働者に門戸を開いた。
その後、横浜港からハワイに数多くの日本人(のちの日系1世)が期待に夢膨らませて海を渡ったが、現実のハワイの土地は痩せて荒れ果てたままで、その開墾作業は困難を極めたという・・・。
ホクレア号のミッション
それから約130年、ハワイで復元された古代遠洋航海カヌー『ホクレア(ハワイ語で"幸せの星"の意)』号が日本へ、現代のハワイの一部を支えてきた日系人への感謝の気持ちを伝えるために帆走航海を続けている。
きっと、この原稿がPIER1に掲載されるころには、日本の多くの寄港地で大歓迎を受けていることであろう。また2001年にハワイオアフ島沖で潜水艦と衝突して沈没した宇和島水産高校実習船『愛媛丸』の、亡くなった生徒の家族に慰問して、まだ癒えぬ悲しみをともに分かち合った後であろうか。
ハワイ協会と神奈川県支部との交流
特定非営利活動法人日本ライフセービング協会神奈川県支部は、今年設立10周年を迎える。
ハワイ州ライフガード協会と神奈川県支部とは、平成11年5月に姉妹団体の締結をしている間柄である。このため設立10周年を記念して、ハワイから現役のライフガードをお呼びして、6月16日(土)~17日(日)に藤沢において『ジュニアライフセービング特別講習会』(仮称)を開催する運びとなった。
ハワイから海路でホクレア号が日本に初入港して、ハワイアンライフガードが湘南でジュニアライフセービングを初講習する。明治時代にハワイに渡って辛苦を重ねた我々の先祖である日系人が築いた実績と努力の賜物が、いまの交流を支えていると言えよう。
世界平和への貢献
海辺の安全普及活動に国境はない。また海は水を介してどこまでもつながっている。人を助ける者は人を殺めることをするはずがない。
昨今、世界平和が強く叫ばれいるが、国、人種を超えて、ライフセービング活動の草の根交流が世界平和に少しでも貢献することを願ってやまない。
青い惑星の地球は、本来"幸せの星"であるはずだから。ボンボヤージ、ホクレア号の航海の安全を祈ります。




















